安倍政権を断じて「保守と呼べない」根本理由(中島岳志)

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中島:安倍政権は、保守ではなく、革新政権と呼んだほうがふさわしいのではないでしょうか。
本来の保守主義の人間観と安倍首相の人間観の違いを考えると、そう言わざるをえないのです。保守主義の系譜をたどると、イギリスの思想家エドマンド・バークフランス革命を批判したことにさかのぼることができます。フランス革命は、人間は理性によってユートピア社会を作り上げることができるという思想に基づいていましたが、バークはこの考えを危険視しました。
人間は道徳的にも能力的にも不完全な存在です。どんなに優秀な人でも間違いを犯し、誤認を繰り返しますし、嫉妬やエゴイズムからも自由ではいられません。実際、フランス革命は惨憺たる状況を生みました。
このように、本来の保守主義は人間の理性に対して懐疑的な見方をするのです。しかし、安倍首相にはこの懐疑主義的な姿勢がありません。国会での振る舞いを見ても、野党の質問に答えず、答弁時間を潰そうとしているだけです。安倍首相は自らの考えが絶対に正しいと思い込んでいるのです。そのように正しさを所有し、反対意見を排斥するのは、革新政権のやることです。

違う。
スターリニズムである。
わかりやすく言うと、安倍はスターリニズムなのである。
安倍のやっている事は、スターリニズムの一言で片が付く。
保守だの革新だの、教条主義的に定義を持ち出すまでもなく、一目で安倍をスターリニズムだと見抜かねばならない。
中島のような保守的な立場から見れば、安倍を「革新」の方に追いやりたいのだろうが、それではあまりにも革新に失礼だ。
百歩譲って、安倍が保守ではないとしても、かといって革新といえるほど、安倍は頭がよくない。
安倍を革新として理解すると、戦前の革新や戦後の革新を貶めることになるし、革新というのであれば、それなりに思想を背負っていなければならないが、安倍には何もない。
思想を背景にしているからこそ、革新側に「自らの考えが絶対に正しいと思い込」む罠があったが、安倍は勉強していないくせに自分勝手にも正しいと思い込むから、革新とはまったく関係のない最低最悪の俗物独裁者なのである。
思想によって「正しい」という思い込みが生まれるのではなく、安倍は首相という立場にあるから「正しい」という思い込みが発生し、権力者であるがゆえにモリカケ問題ですらも正しくなってしまう、これをスターリニズムと呼ばずして何と呼ぶ。
ところで、スターリニズムって、何ですか・・・