火曜・・・

引っ越し祝いに、焼き物を買おうとして、骨董屋へ行った・・・

自分の引っ越しを、自分で祝うのだ・・・

だから焼き物を買おうとしたのだが、どれも高い・・・

丹波の作家物の徳利が、6000円

丹波の作家物の扁壺が、6000円

丹波の線状文の壺が、4000円

高い・・・

その半値でやっと買えるくらいだ・・・

だから諦めて、ヤフオクを物色・・・

そこで丹波の作家物の尺皿を3000円で買い、丹波の草花文壺を2000円で買った・・・

これで引っ越し祝いになった・・・

さて次は、新生活に使う器である・・・

器はやはり、民藝のシンプルな焼き物がよい・・・

そこでネットで物色しているのだが、どれも高い・・・

実際に使うから、新品じゃないと使いたくない・・・

スリップウェアの大皿が12000円もしとる・・・

灰色のコーヒーカップが8000円もするから、こんだけ高いと使えない・・・

困った・・・

民藝の、手仕事の器で新生活を始めたいのだが、値段が高い・・・

本当の庶民の生活というのは、100円ショップの食器で精いっぱいなのに、民藝の器で何千円もするのは、庶民の生活からかけ離れている・・・

江戸時代の庶民は、木椀をつかって飯を食い、焼き物は高級品だった・・・

民藝の手仕事が、本当に庶民の生活道具だったのか、私は疑っている・・・

江戸時代の真のド庶民は、あんな道具すら持たず、納屋みたいな家に住み、木を粗削りに削って、それを食器したのであって、陶磁器は高級品だったはずだ・・・

文字に残されていないし、道具も残されない、昔のド貧乏な庶民の実像を求めて、私は貧乏生活を開始しよう・・・