「首相の方が先輩、トランプ氏を善導して」自民・高村氏(朝日新聞デジタル 3/4(土) 18:05配信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170304-00000056-asahi-pol

高村正彦自民党副総裁
安倍総理トランプ大統領との会談、素晴らしいものでありました。
先日、日本商工会議所の方と懇談をしたときに、三村(明夫)会頭に「首脳会談、120点でしょ」と言いましたら、三村会頭は「いや、200点ですよ」と言っておられました。
何が良かったか。安全保障についても経済関係についても良かった。一番良かったのは、両首脳が何でも率直に言い合える人間関係ができた。安倍総理の方が先輩ですから、これから友人としてのアドバイスがしっかりできる。トランプ大統領善導していっていただけると期待しているところであります。(党本部での会合で)

↑わが目を疑いたくなる内容だ。
フェイクニュースではなく、朝日新聞の記事である。
日本では現在でも権威のある朝日新聞の記事だから、誤報とは思えない。
自民党の副総裁が、首相にむかって「トランプ大統領を善導して」と頼むのは、既存の日米関係からいって前代未聞である。
これが大阪の愛国かぶれの熱血先生が、園児に唱和させるくらいなら、百歩譲って、許されるかもしれない。
だが自民党の副総裁が、日本の首相に、米国大統領への「善導」に期待するとは、空前絶後の発言である。
これで、はっきりした。
私には、ピンと来た。
安倍の日本支配にとどまらず、米国大統領を介して、世界支配を目論む勢力の存在を、はっきり理解できた。
軒を貸して母屋を取られた自民党のことだから、米国大統領をも動かそうと期待をかけるのも、想像できる話だ。
米国の歴史教科書の記述を気にする勢力が、日本国内に存在するようだし・・・
もしかしたら日本は、ほんとに「とてつもない」「美しい国へ」と、急速に変貌を遂げているのかもしれない。
かつて岸とアイゼンハワーがゴルフ外交して、ゴルフの後で裸の付き合いをした時、岸が風呂場でアイゼンハワーのスゴイ何かを見た、と真偽不明ながら語られている。
ゴルフのあとの風呂場で、岸が、アイゼンハワーのスゴイ何かを目撃した時、日米関係が決定づけられたらしいのである。
それ以降、日米関係は対等ではなく、ずっと従属的な関係であったと考えられるが、はたして現在はどうか?
かつてロッキード事件では米国の陰謀があったと、まことしやかに語られているが、はたして今回のアッ××ド事件ではどうなのか・・・
安倍とトランプのゴルフ外交が、気になるところだ。
わが目を疑いたくなるニュースが多い昨今、これまでの常識的通念が、今後も通用するとは、思ってはいけない。
歴史は繰り返す、といわれるが、われわれは考えが甘かったかもしれん。
一度目は悲劇、二度目は喜劇、といわれるが、まだ甘い。
権力は腐敗する、絶対に腐敗する、といわれているが、腐敗という概念そのものが消滅してしまったら、いったい日本の未来はどうなるのか?
これからは歴史が繰り返さず、もっと酷いことが起こるのではないかと、われわれは政治権力を監視しつづけねばならぬ。