18・19歳 憲法9条改正「必要」18% 「必要ない」53%

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170810/k10011095131000.html

NHKが全国の18歳と19歳を対象に行った世論調査によりますと、戦争放棄などを定めた憲法9条について「改正する必要がある」が18%だったのに対し、「改正する必要はない」が53%でした。
NHKは、6月21日から先月25日にかけて、全国の18歳と19歳、合わせて1200人を対象に、平和に関する意識を探るための世論調査郵送で行い、42%にあたる503人から回答を得ました。
この中で、国会で行われている憲法改正の議論にどの程度関心があるか尋ねたところ、「非常に関心がある」が13%、「ある程度関心がある」が41%、「あまり関心がない」が37%、「まったく関心がない」が8%でした。
今の憲法を改正するためには、国会が提出した改正案の賛否を、国民投票で決めることになっているのを知っているかどうか聞いたところ、「知っている」が66%、「知らない」が33%でした。
そして、憲法9条は、1項で戦争を放棄し、2項で戦力を持たないことを決めていますが、9条を改正する必要があると思うか尋ねたところ、「改正する必要がある」が18%、「改正する必要はない」が53%、「どちらともいえない」が28%でした。
また、安倍総理大臣が提案した、憲法9条の1項と2項を維持したうえで自衛隊の存在を明記するという、憲法改正の具体的な項目について賛否を聞いたところ、「賛成」が34%、「反対」が16%、「どちらともいえない」が50%でした。

立派だ。
いまの若者の方が、よっぽど賢い。
まだ18歳であれば、たいして憲法を勉強していないだろうに、それでも9条を「改正する必要はない」と見抜いているのは、将来に希望がもてる。
それに引き換え、この国の大人たちときたら、情けないにも程がある。
あろうことか自国の憲法を「みっともない」と中傷するアホが、首相をやっているのだから、狂気の沙汰だ。
首相だけでなく、そのまわりの御用学者連中が、「削除しろ〜」「自衛隊を書き込め〜」「中学生でも分かるように〜」などと改憲を煽っており、類は友を呼ぶ無様さ。
安倍とメシを食った国際政治学者が、「中学生が読んだら自衛隊違憲となる〜」などと言っているが、本当の学者なら、合憲説の政府解釈を中学生に分かるように解説するのが学者の仕事であって、安倍と一緒になって改憲を煽るのは言語道断だ。
こういう情けない大人になってはいけないよ、と私は、18歳の若者に語りたい。
しかも自衛隊だけを明記してしまうと、他の公務員はどうなるのか、問題が出てきて大変だ。
自衛隊を明記する、と簡単に言うアホが多いが、ならば警察はどうなるのか。
警察だって政体とかいうのを守っているらしいのに、一方、国体を守っていることになっているらしい自衛隊だけを憲法に書き込むのは、バランスがとれていない。
いざという時は命を懸ける〜、とかいうのなら、消防士だって大変な職業なのに、安倍は卑劣にも無視している。
安倍が思い入れたっぷりに、異常な愛情を隠さず、自衛隊明記で改憲を企むのは、断じて許しがたい。
さらに自衛隊の親玉である在日米軍が、憲法的にどうなるのかも、問題が再燃して大変だ。
とてもじゃないが、安倍には改憲ができない。
自衛隊を明記する、と簡単に言うが、あらゆる問題が再燃して、戦後日本の闇が蒸し返されて、アメリカの言いなりであることが露見して、安倍じゃ無理だ。
憲法を変えるのではなく、アベを変えるべき。