株高の「庶民」への恩恵は?『アベノミクスによろしく』【書評】

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国民生活がいっこうに向上しないのは、安倍政権下で日本の実質GDP(国民総生産)が民主党政権時代の3分の1しか伸びていないからだ。つまり、アベノミクス生産活動を活発にする効果をもたらさない。“アベノミクスで景気がよくなっている”と間違った認識を植えつけただけだった。
GDPが伸びていないにも関わらず、日経平均が20年ぶりに高値をつけたのはなぜなのか? それは、現在の株式相場を支えているのが日銀であり、円安誘導という金融緩和によって外国人投資家にとって日本株はお買い得な金融商品になっているからだ。
これが、アベノミクスが目指した成果なのか? 2012年に発足した安倍政権の成果を問う2014年の総選挙では、そうした疑問も少なからず出ていたが、安倍総理大臣は「アベノミクスは道半ば」「これからアクセルをふかしていく」と言い続けた。アベノミクス恩恵を得ていないと庶民が感じるのは、実質賃金が上昇していないことが原因だと言っていい。
さらに、アベノミクスの恩恵は地にはまったく波及していないとも言われる。第2次安倍内閣は「日本経済の再生は地方なくしては成り立たない」という考えに基づき、発足当初から“地方創生”を掲げた。しかし、それも現在はトーンダウン

なかなか良い指摘である。
アベが民主党政権よりも酷いのは、事実である。
菅直人は、献金疑惑が騒がれても原発事故を利用して、半年粘った。
アベは、モリカケ疑惑が騒がれても北朝鮮ミサイルを利用して、半年以上も政権に居座り続ける。
どう見ても、アベは菅直人以下だ。
しかもアベノミクスは幻想であって、景気が良くなることは絶対にない。
金融緩和して株に突っ込んでいるだけのエセ・バブルであり、日銀がヤクザな仕手筋になっている始末。
しかもこの国の腐りきった大企業は、人件費を圧縮して最高益になっているから、株価が上がる。
労働者から搾取してきたから株高になっているのであって、アベノミクスとは労働者圧殺を正当化する反動洗脳詐欺政策だ。
だから私は、絶対に東証1部の大企業の株は、触らない。
アベノミクスで汚された東証1部の、この滅びゆく日本を代表する大企業の株を、私は意地でも買ってやらない。
私はあくまでも、アベノミクスから遠くはなれて、反アベノミクスを貫き通す。
そこで私がオススメしたいのが、ジャスダックの隅の方で燻っている、安物の1000円以下のヤサグレた株です。
ずっと陽の目を見ず、ずっと蔑まれてきた哀れな株が、ある日、ある時、ある瞬間において爆上げした時こそ、狙い目である。
そういう怪しい株が己の存在を誇示するかのごとく連日上昇し、あらゆる市場参加者を瞠目させるほど仕手化する時、ふと、私の目には熱いものが込み上げてくるのであった・・・