「知らない」けど「賛成」? 「共謀罪」法案 全道世論調査

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170427-00010002-doshin-soci

犯罪を計画段階で処罰する「 共謀罪 」の趣旨を盛り込んだ 組織犯罪処罰法 改正案について、北海道新聞社が21〜23日に全道世論調査を実施したところ、改正案の内容を「知らない」と答えた人が49%と半数近くに達した。特に30代以下では70%を占めた。改正案の賛否については「賛成」48%、「反対」45%と拮抗(きっこう)した。改正案は14日から衆院法務委員会で実質的な審議に入ったが、認知が進んでいない実態が浮き彫りになった。
テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案の内容について、「少しは知っている」が44%、「よく知っている」が7%で、合わせて「知っている」は51%。一方で「あまり知らない」は32%、「まったく知らない」も17%いた。男性は43%、女性は54%が「知らない」と答えた。
改正案の賛否では、「反対」が70歳以上で56%、60代で62%、50代で58%とそれぞれ過半数を占めたのに対し、40代では「賛成」が57%、30代以下では71%に達しており、改正案の内容を「知らない」した割合の高い若年層ほど改正案への支持が高かった

アベの戦前回帰路線は、反対せなあかん。
刑法には重大犯罪の実行行為の前の予備行為を処罰する規定が、すでに存在している。
おまけに日本は警察がズバぬけて優秀であり、世界でも有数の治安の良い素晴らしい国なのだから、共謀罪は必要ない。
なのにアベが、テロ対策などと称して共謀罪の成立を狙うのは、戦前復古趣味を丸出しにして、治安維持法を復活させたいからだろう。
だから共謀罪には反対せねばなるまい。
次から次へと過激にエスカレートしていくアベの手口から考えるに、もしも共謀罪が成立してしまったら、次は、不敬罪が復活する可能性も出てくる。
アベ好みに皇室制度を変えようとしたら、いまの皇室制度論争では、物足りないのではないか。
周知のとおり皇室制度には、やれ男系だ女系だ女性宮家だ特措法だ、と論争が多い。
現行憲法が規定する象徴天皇制を骨抜きにしようと思えば、共謀罪の次は、不敬罪が成立しかねない。
いくらなんでも現行憲法下で不敬罪の復活はないだろう、と油断していたら、アベの思う壺だ。
今、ありえない共謀罪が成立する危機が迫っている以上、アベなら何だってやりかねない。