「共謀罪」法が成立 与党が参院本会議で採決強行

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170615-00000018-asahi-pol

犯罪を計画段階から処罰できるようにする「共謀罪」の趣旨を含む改正組織的犯罪処罰法が15日朝、参院本会議で成立した。自民、公明両党が参院法務委員会での審議を打ち切り、15日未明に始まった参院本会議で直接採決する「中間報告」を強行。与党や日本維新の会の賛成多数で可決した。投票総数235票のうち、賛成が165票、反対が70票だった。
共謀罪法案は、犯罪を実行に移した段階から処罰する日本の刑事法の原則を大きく変える内容で、過去3回廃案になった経緯がある。政府は今回、「テロ対策」を強調し、国際組織犯罪防止条約の締結に不可欠だと説明したが、国連の特別報告者が「プライバシーや表現の自由制約するおそれがある」と懸念を表明。民進、共産両党などが廃案を求めていた。

戦後の平和は、70年で終わった。
思えば何度も、戦後は終わってきた。
だが今度という今度こそ、共謀罪の成立をもってして、戦後日本は崩壊したといってよい。
というのも共謀罪が成立したら、誰も戦争に反対できなくなり、アベの暴走が止まらなくなるのが予想できるからだ。
戦前の治安維持法の時は、平和主義者を弾圧・拷問を繰り返した結果、軍国主義者が暴走して、敗戦した。
治安維持法を反省せず、アジア侵略と慰安婦制度を心から謝罪しないアベ政権が、共謀罪を手にした途端、どんな運用をするか容易に想像がつく。
確かにアベ政権でも、今すぐには暴走しないかもしれないが、忘れかけた頃には暴走して、良識ある平和主義者を黙らせて、心ある反対派を踏みにじって、やがては戦争へ駆りたててゆくであろう。
日本の歴史は、明治政府も、豊臣秀吉政権も、内部矛盾が酷くなって国がメチャクチャになったら、それを誤魔化すようにして、海外へ侵略してきたではないか。
そう遠くない未来、この国が過ちを繰り返すのは、避けられない・・・