第百九十六回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement2/20180122siseihousin.html

身分、生まれ、貧富の差にかかわらず、チャンスが与えられる。明治という新しい時代が育てた数多(あまた)の人材が、技術優位の欧米諸国が迫る「国難」とも呼ぶべき危機の中で、我が国が急速に近代化を遂げる原動力となりました。
今また、日本は、少子高齢化という「国難」とも呼ぶべき危機に直面しています。
この壁も、必ずや乗り越えることができる。明治の先人たちに倣って、もう一度、あらゆる日本人にチャンスを創ることで、少子高齢化もきっと克服できる。今こそ、新たな国創りの時です。

安倍みたいな親の七光りで首相になった奴が、「身分、生まれ、貧富の差にかかわらず、チャンスが与えられる」と語るのは笑えてくる。
親が政治家、祖父が戦犯だったら、本人がバカでも首相になれるんだから、この連中にとっては、さぞ日本は美しい国なんであろう。
安倍が歴史を語っているのを見ると、『美しい国へ』(文春新書)がそうであったように、都合のいい歴史を継ぎはぎした、薄っぺらいパッチワークにしか見えない。
都合のいい所だけつまみ食いする歴史修正主義もさることながら、明治から150年経っても「近代」を自慢げに語るのは、漫画みたいで幼さが残る。
日本国内に関しては、さも「近代」が輝かしい時代であるかのように偽装できても、対外的には明治新政府できた途端、国内の内部矛盾を誤魔化すために朝鮮半島を侵略しに行っているから、救いようがない。
歴史をダシにして自国を誇りたがる連中は哀れだが、安倍は首相だから許せない。