月曜・・・

先日、美術館に行ってきた・・・
日本画の掛軸を70本ぐらい見てきた・・・
以前より、分かるようになった・・・
3年前にも見たが、その時は分からなかった・・・
少しでも分かるようになると、いままで見えなかった物が、見えてくるようになる・・・
だから1時間半かけて、70本を粘って見た・・・
1分につき、約1本を見た計算なる・・・
自分では、忍耐強く見たが、集中力が続かなかった・・・
掛軸は細長いから、壁につめて掛けてあると、展示数が多い・・・
しかも冬場だから、展示室が寒い・・・
日本画は、描かれる題材が似たような内容になり、さすがに飽きる・・・
これが超有名な画家であれば、こちらの注意が引き寄せられることもあるが、展示されていたのは、地元のマイナーな近代日本画家・・・
山水画ばかりで、聞いたことのないマイナー画家の、地味な掛軸を、我慢して見てきた・・・
洋画と違って、掛軸は細長いから、上から下まで見るために、何度も脚を曲げたり、腰を上げたり、脚を動かす屈伸運動を繰り返した事もあって、疲れた・・・
1時間半かけて見たが、まだ見足りないな、という思いがある・・・
目を閉じて、その場で見た作品を思い出せるかというと、曖昧な記憶しかない・・・
年が明けたら、もう一度か二度、見に行くことにしよう・・・
実は掛軸は、自分の手で開いた時が、一番ときめく・・・
掛軸を開いた瞬間、自分がどういう印象を持つのかによって、左右される・・・
だから展示室に既に掛かった物を見ても、どこから見ればいいのか、分からない時があった・・・
一応、掛軸を開いた時のように、上から下に視線を移して、作品を見る・・・
だが先述したとおり、腰を上げたり下げたりして疲れたから、最後の方は、作者名のある下の方から見て、上の方はパッと流し見る程度で、通り過ぎた・・・
なぜなら作者名のある下の方が、よく描かれていることがあるからだ・・・
一番よく描かれた箇所に作者銘がある、と私は思っている・・・
誰もが血眼になって見る付近こそ、最も力が注がれているのだ・・・
とはいえ私は、いまでも日本画をよく分かっていない・・・
日本画は、現実を美化してキレイに描いているから、私の趣味ではない・・・
だが現実がここまで汚くなると、キレイな日本画に惹かれるようになる・・・
現実は、あまりに安倍政権が醜い。
安倍が悪いだけでなく、安倍を許す日本国民が、醜悪極まりない。
私は、安倍と安倍支持者たちを、絶対に許さない。