得票率2%以上で政党要件獲得を目指す、れいわ新選組・山本太郎の“賭け”

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190712-00196724-hbolz-soci

在職6年の間、絶えず話題を振りまいてきた山本太郎議員が立ち上げた「れいわ新選組」。今回の参院選でも、選挙直前の“ぽっと出”の団体とは思えないメディア露出で、存在感を発揮している。

ここからが「奇策」ともいうべき戦術である。れいわ新選組は、全国比例区候補の特定枠第1位に難病ALS患者の舩後安彦氏、第2位に脳性まひの木村英子氏を指定した。
 これにより、山本候補個人を支援する人たちは、彼を当選させるためには200万をはるかに超える票を集めなければならないことになる。
 これによって、「山本候補を支持して投票はするが、周りに呼びかけるまではいかなかった」という層の尻を派手に叩いたというわけだ。「私が引き続き国会にいることが必要だと思うなら、比例区3人当選させなければならないのですよ」と。
 このモチベーションの上げ方は、実に巧妙だ。だが、当選者3人分の票に届かなかった場合、みずからは失職するという極めて危険な“賭け”でもある。山本候補自身、支持者層にどれだけ国会議員として必要とされているか、日々ひしひしと感じていただろう。相当の腹のくくり具合だと見ていい。

 勝つと思う。

山本氏が賭けに勝つ、と私は思う。

この男なら、最後の最後に勝つ。

真実を語る大人たちが、落選するはずがない。

そう、私は信じている。