新潟知事選、与党に安堵感 野党「責任は極めて重い」

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新潟県知事選で自民、公明両党が支持した候補の勝利を受け、与党は終盤国会での主導権を握り、来年の参院選に向けた弾みとしたい考えだ。地力の差を突きつけられた立憲民主党など野党は、戦略の練り直しを迫られる。
自民党本部には10日夜、二階俊博幹事長ら幹部が集結。与党系候補の当選確実の一報が入ると、喜びの声が上がった。二階氏は記者団に「今後の政権運営に全力を尽くし、盛り上げていきたい」と話し、安倍晋三首相の総裁3選について、「いい風が吹いてきたということを判断して間違いない」と踏み込んだ。
党幹部からは「投票率が上がって勝ったことは大きい」「政権運営もやりやすくなる」との声が相次いだ。一方、公明党の斉藤鉄夫選挙対策委員長は「国政への非常に厳しいを感じた。安倍政権が信任されたというものではない」と引き締めを図った。

米山が悪い。
前知事・米山が下半身スキャンダルで辞めた以上、前回、米山を推した野党陣営は不利であった。
選挙結果を見れば、野党候補が不利であったにもかかわらず肉薄し、ほぼ互角の闘いであったことが分かる。
だから安倍政権の存続が、ますます危うくなってきた。
政党別支持率でいえば、ぶっちぎりで自民党が高い以上、新潟県知事選においても与党候補者が、もっと得票していなければならなかった。
にもかかわらず与党候補がわずかの票差でしか勝てなかったのは、安倍への怒りがマグマのように噴火直前まで高まっている証拠であろう。
あともう少しで安倍への鉄槌が実現されるところであったのに、邪魔した奴が、いる。
それは、コイズミである。
コイズミが、なぜか野党候補を応援するかのごときツーショット写真におさまっているのを見て、これはコイズミを美化する修正主義だ、と私は強い危惧を抱いた。
コイズミ政権によって地方が苦しめられ、コイズミ改革が弱者を切り捨てて格差社会を作り上げ、いまの安倍政治を生み出した元凶がコイズミであることを、もう忘れたのか!と私は泣きたくなる。
コイズミが野党候補を応援し、それを野党陣営がまんまと乗ることによって、どれだけ安倍への批判を弱めることになるのか、早く気づいてほしい。
安倍なんてバカだから首相のくせに、いまだに民主党政権時のことをあげつらう卑怯者なのに、なぜか野党陣営がコイズミ改革の悪を忘れたあげくコイズミみたいな死に損ないを有り難がっているようでは、安倍を利するだけである。
コイズミ改革のネオリベの残滓が清算されていないから、いまでも日本がメチャクチャになっている歴史的事実を若い人たちが知らず、あたかも民主党政権時の財政緊縮+消費税増税であるかのように、多くの若者が勘違いしている。
どれだけコイズミが悪かったのかということを、私は若者に切々と語りかけたい。