骨董その4
こね鉢・・・
直径60cm・・・
幕末~明治の物・・・
壁に立てて置いている・・・
木製の物は嘘をつかない、と骨董屋の主人が言った・・・
陶器やガラスはニセモノが多いが、木製はニセモノだとバレる、という意味らしい・・・
それ以来、木製の古い物や、時代家具を漁るようになった・・・
最初、骨董店で買った時は、古い木の、いい匂いがした・・・
だけど日にちが経つと、匂いが薄れていった・・・
もしかしたら、古い木製品が痛まないように、何か薬品を塗っていたのかもしれない・・・
薬品の匂いと、古い木が調和して、懐かしい匂いがしていたのかも・・・
いい匂いがなくなって、魅力が少し薄れ、嘘をつかれた気分だ・・・
それに時代家具は、金具がサビてしまい、開けられなくなる事がある・・・
明治頃の銭箱を買ったら、買った時は開閉できても、いつの間にか金具がサビて、開けられなくなった・・・
銭箱を開けるために骨董屋に訪れたら、すでに骨董屋は閉店していて、店も開かなくなった・・・
銭箱はサビて開かないし、骨董屋は潰れて開かないし、どうしょうもない・・・
古い木製品は嘘をつかないかもしれないが、扱いが難しい・・・