「命の選別」発言を謝罪した山本太郎氏に「党代表辞任せよ」の声

https://news.yahoo.co.jp/articles/57e1bfc9d37215b6d18f67c1953d727c6495e076

ところが、山本氏を支持した立民の議員も今回の騒動への対応にはあきれ顔だ。

山本氏は総会で大西氏だけを処分し、自ら代表を辞任しないで、反省の弁を述べるにとどめたなら、支持者を裏切る結果につながるでしょう」(立民参院議員

 要は代表辞任せよとの通告だ。支持者からも厳しい処分を望む声が出ている。山本氏はこの窮地にどう対応するのか。

あまりに短絡的だ。

山本太郎氏は、大西発言による責任を、絶対にとってはいけない。

百歩譲って、れいわ新選組の議員であれば、山本氏の責任問題になりうる。

だが大西某は、議員でも何でもない、単に落選した人物だ。

この程度の人物による問題発言で、山本氏の代表辞任にまで言及するのは、いくらなんでも調子に乗りすぎだろう。

もちろん、れいわと関係のある大西某の「命の選別」発言は、多くの人たちを傷つけた。

だが最も傷ついているのは、山本太郎氏本人であることが分からないのだろうか。

山本氏は、日本中をまわって人間の尊厳を謳い、人々の生活の底上げを使命としてきた。

その山本氏の政党で、過去に比例代表になった人物が、反山本的な「命の選別」発言をしたからといって、山本氏の責任問題にしてはいけない。

そんなことで責任問題に発展すると、国政政党の代表は、皆、辞任しなければいけないことになるからだ。

大西某発言によって、最も深く傷ついているはずの山本太郎氏に向かって、立民の参院議員が辞任まで求めるとは、図々しいにも程がある。

人は深く傷つくと寡黙になる、ということくらい洞察があれば分かりそうなものなのに、心を痛めているに違いない山本氏に向かって、代表辞任まで言及する人物は、本当に人の心を持っているのか、と疑わしめるものがある。

山本氏の人間愛に満ちた主張と、大西某の問題発言を並べた時、はるかに山本氏が勝利しているのだから、いちいち小物の発言に目くじらを立てる必要はない。

大西発言によって、山本氏が深く傷つき、己を追いつめて苦しんでいないかと、私は心配でならない。

山本太郎氏は、東京都知事選で60万票を獲得したのだから、これを日本全体に広げて計算すると、山本氏は全国で600万票獲得してもおかしくない逸材だから、次の衆院選での勝利を願う。