森友学園報道「バランス欠く」 「視聴者の会」が会見

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170328-00000105-asahi-soci

「安保法制や特定秘密保護法に関するテレビの報道は反対ばかりに偏っており、放送法違反だ」と主張するグループ「放送法遵守(じゅんしゅ)を求める視聴者の会」が28日、東京都内で記者会見し、代表呼びかけ人が作曲家のすぎやまこういち氏から、作家の百田尚樹氏に交代したと発表した。
百田氏らは、学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題について「テレビが『安倍昭恵夫人を証人喚問すべきだ』という意見ばかり伝えることはバランスを欠く」と主張。NHKと民放でつくる第三者機関「放送倫理・番組向上機構」(BPO)について「三者に疑義がある。BPOを解散し、国民の声を反映した独立規制機関をつくるべきだ」とした。放送法や電波法にもとづく放送事業者の行政処分や業務停止などについて研究する、とも述べた。

最近のお笑いは、手が込んでいる。
お笑い芸人よりも、自民党議員や言論人の方が、笑いは上手だ。
百田尚樹小川榮太郎ら、アベのお友達が唱える「第三者性」とは、いったい何なのか。
思いっきりアベ側、(旧)森友側、極右側に偏った連中こそ、「バランス」を欠いているのに、その自覚がない。
偏っている自覚すらなく、あるいは自覚があれば確信犯的に、おのれの偏向は棚に上げて、「BPOを解散」などとゴネるのは、薄ら寒いお笑いコントのよう。
「法遵守」「第三者性」「バランス」など誰も否定しない建前を前提にしつつも、結局は、誰もが否定したくなる最悪の「BPOを解散」というゴネ得を狙っているのだから、タチが悪い。
このタチの悪さは、アベ政権とも通じる。