「社会に満足」過去最高66%=防衛・外交、悪化の見方増す―内閣府調査

(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170401-00000071-jij-pol)

内閣府1日、「社会意識に関する世論調査」を公表した。
「現在の社会に全体として満足しているか」との質問に「満足している」と答えた人が前回調査比3.9ポイントの65.9%に上り、2009年の設問開始以来最高を2年連続で更新した。「満足していない」は同3.9ポイントの33.3%で過去最低だった。
国の政策に民意が「反映されている」と思う人は、同4.7ポイントの34.6%で過去最高水準に迫った。「良い方向に向かっている分野」(複数回答)としては、「医療・福祉」(31.4%)、「治安」(22.0%)が共に同2.2ポイント増と伸びが目立った。
悪い方向に向かっている分野」では、「防衛」を挙げた人が設問開始以来最高の28.2%(同4.0ポイント)に上った。内閣府の担当者は「北朝鮮の核実験・弾道ミサイル発射など、安全保障環境の厳しさが表れている」と分析した。「外交」も26.7%(同8.1ポイント増)と急伸した。

とんだエイプリルフールだ。
アベに都合のいい結果を内閣府が発表したものだから、4月1日のジョークかと思えるほど。
これだけアベ政権が悪さばかりしたあげく、森友疑惑という超絶スキャンダルが明るみに出ているにもかかわらず、全体として社会に「満足」している人が増えるのは、信じ難い話だ。
しかも刑法学の構成要件にあたる行為がなくても勝手に処罰し放題の共謀罪なる天下の悪法成立を、アベが狙っているにもかかわらず、政策に民意が反映されている思う人が増えることなど、絶対にありえない話だ。
ここまで納得できない結果であれば、アベ政権お得意のデマ・フェイク・お友達調査かと、疑いたくなる。
とはいえ、この国には「忖度」という空気化した最強システムが存在するらしいと、森友問題でも指摘された事柄を考慮に入れた場合、この調査結果は、国民が勝手にアベを忖度しているのではないだろうか。
アベ政権が4年も続いたら、国民の頭がヘンになるのは仕方がないし、国民が自発的にアベを忖度して「満足している」と調査に答えてしまうのも、無理からぬ話。
おまけにアベが散々、北朝鮮や中国の脅威を利用しつづけてきたから、日本社会全体がショック・ドクトリン(恐怖支配)のような状態に陥った結果、アベが抜け目なく漁夫の利を得て政権が続く事態は、考察に値する。
アベが飽きもせずミサイルの脅威を煽りまくったせいで、国民の中には脳内ミサイルに脅える人が出現しており、あの有名な大阪のカゴイケさんは、テポドンスカッドの区別がつかぬまま、不安に怯えていたのだ。
国民の意識を恐怖のドン底に叩き落としたアベ政権の大罪は、どこまでも深く、限りなく広がっていく・・・