「戦前回帰」批判当たらず=菅官房長官

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170405-00000087-jij-pol

義偉官房長官は5日午後の記者会見で、教育勅語の教材活用を否定しないとした政府答弁書を野党が「戦前回帰」と批判していることに関し、「指摘は全く当たらない。政府としては現行憲法教育基本法に沿って適切対応していくことに尽きる」と反論した。 

問題ある。
指摘は、当たっている。
教育勅語の内容は、「チン」が思ったことを書き殴ったものであって、個人の尊厳を重視する日本国憲法とは、まったく相容れない。
そんな勅語を学校で教材活用すれば、その行為もまた憲法違反だ。
これはヘイトスピーチと同じであって、表現の自由を口実に許されてはならない。
戦後の日本国憲法が保障する自由を口実に、戦前の教育勅語という「チン」のスピーチを押し付ける自由が、許されるはずがない。
押し付け憲法ならぬ、押し付け勅語とでも言いたくなるアベ政権の嫌がらせは、戦前回帰丸出しだ。
これを戦前回帰でもないとすれば、戦前よりも酷い事態へ回帰しているのであろうか。
そういえばアベ首相の本は、「美しい国へ」から「新しい国へ」と改題されていた。
アベは戦後レジームを破壊して、日本をまったく別の、アベ好みの新しい国にしたいのだろう。
戦前と似ているけれども戦前へ回帰しているわけではない、アベのアベによるアベのためのアベの国へ・・・