安倍首相「9条に文民統制を明記する」 党首討論で

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171007-00000071-asahi-pol

自民党総裁安倍晋三首相は7日夜、衆院選公示を前に与野党8党の党首によるネット討論会に参加し、憲法9条の1項、2項を残し、自衛隊の存在を新たに書き加えるとした自身の提案をめぐって「シビリアンコントロール文民統制)をしっかり明記する」と述べた。自衛隊憲法明記に対する国民の不安を払拭(ふっしょく)するねらいがあるとみられる。

バカげている。
詐欺師の口上だ。
シビリアンコントロールという概念が存在しない国では、憲法に明記する必要があるだろう。
だが日本では、一応はシビリアンコントロールを理解できていることになっている。
いくら立憲主義を理解できていないアベでも、シビリアンコントロールぐらいは分かっていると思いたい。
アベですら分かっている文民統制を、いまさら憲法に書き込む必要など、どこにあるというのか。
しかもアベが異常なほど自衛隊への偏愛を隠さないとなると、警察や消防士の人たちが哀れだ。
自衛隊と比べて、同じく命をかけて頑張っているらしい警察や消防士を無視するアベ。
アベ政権が自衛隊をゴリ押しするせいか、警察は証拠を改竄するわ不倫するわ人権侵害するわ、消防士はAVに出演するわで、酷いことになっている。
戦前の日本では、軍隊と警察は血みどろの抗争を続けるほど仲が悪かったのは周知の事実だが、アベが自衛隊憲法に明記すれば、軍隊と警察をめぐる因縁が、戦前のように再燃することだってある。
だから憲法への自衛隊明記は断固阻止せねばなるまい。
おまけに自衛隊は、災害派遣というソフトイメージが浸透しているが、アベのせいで米軍の指揮権に入る下請けと化した。
アベのせいで米軍の言いなりになる自衛隊を、日本国の憲法に書き込むのは、押しつけ中の押しつけであって、二重の押しつけだ。
どうせ自衛隊憲法に書き込むのなら、いっそ在日米軍も明記して、日本の対米従属をはっきりさせた方がいい。
シビリアンコントロールといいつつも、実際はアメリカのコントロール下にあるのだから、在日米軍の法的関係を明確にすべきだ。