(社説)日本経済の現在地 30年の苦闘を糧にして

https://www.asahi.com/articles/DA3S13299315.html

日本経済は昨年、いくつかの指標が「バブル期超え」を記録した。東京・銀座の土地の値段。人手不足を示す有効求人倍率日経平均株価も、1989年末のピークには遠いものの、92年の水準を回復した。
バブル崩壊後、資産デフレを刻み続けた地価と株価。実体経済の低迷を映し出した雇用。その両面で、数字は戻った。私たちは今、どこにいるのか。

大嘘だ。
バブル期をまったく超えていない。
東京だけの話だ。
確かに、東京は土地の価格が80年代の不動産バブル期に迫るほど、上がっている。
だが地方は、まったくピクリともしていない。
大阪も京都も神戸も、これっぽっちも上がっていない。
東京の物件を見た後で、大阪の中央区を見れば、あまりにも悲惨である。
確かに、少しくらいなら地方の大都市では上がっているが、誤差の範囲内だ。
80年代の不動産バブルの時は、東京だけでなく、地方の大都市まで土地価格が上がった。
東京から地方の大都市へバブルが広がれば、次は地方の大都市から田舎の都市部にまで、バブルが来るはずだった。
だが、その前にバブルは崩壊した。
結局、80年代の不動産バブルは、東京と地方の大都市までの話であって、田舎の都市にはやってこなかった。
にもかかわらずバブルが崩壊すれば、田舎の都市にまで悪影響があり、土地価格が下落した。
バブルの恩恵を受けなかったにもかかわらず、90年代末、土地価格が下落する地獄絵図・・・
そういうわけで、まったくバブル期超えをしていない。
バブルそのものが実態からかけ離れたニセモノなのに、東京以外ではバブルがそもそも存在していないニセ・バブルだ。
だからアベ政権を許してはならない。
アベのやる事は、なにもかも酷いペテンだ。