安田純平氏に橋下徹氏「英雄ですかね?」「僕は違うと思う」 テレ朝玉川氏に反論

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181027-00000003-jct-soci

シリアで解放されたジャーナリストの安田純平さん(44)をめぐる「自己責任」の議論がメディアで大きく取り上げられる中、元大阪市長橋下徹氏(49)が議論に「参戦」した。
橋下氏は2018年10月25日深夜に生放送されたAbemaTV「NewsBAR橋下」で、安田さんは「謝るのが当然」だと指摘。さらにテレビ朝日解説委員の玉川徹氏の「英雄」として迎えるべきだという主張に疑問を呈した。

橋下氏は初めに「助かってよかったと思う」としながら、「理由や経緯がどうであれ、危ない(状況にある)国民を助けるというのが日本政府の責任」だと指摘し、次のように持論を展開した。
「安田さんは、そういうこと(政府には、どんな状況にある国民も助ける責任があること)を踏まえて、帰国時に『すみません。ご迷惑をおかけしました』という一言は絶対必要
「ジャーナリストとして、世界が報じないことを俺が報じるんだという心意気は良し。本当にそれで成功して世界のメディアが報じていないことをどんどん報じたのであれば拍手喝采ですよ。(安田さんはそれが)できなかったんだから。そこは結果責任で、税金使って政府の国際テロ情報収集ユニット使って労力かけたんだから、帰ってきたときには『すみません、結果出せまでした。ごめんなさい』というのは当然だと思う」

最低だ。
落ち目の元政治家が、安田氏に暴言を吐いて目立とうとしているのだろうが、いかんせん売名行為としても卑劣すぎる。
日本でヌクヌク暮らして金儲けしている連中が、安田氏のような真に勇気ある行動を貶めるのは、断固として許しがたい。
人質被害者に対して『すみません。ご迷惑をおかけしました』などと謝らせようとしているのだから、いったい橋下は何様のつもりなのか。
安田氏が生還しただけでも十分な結果を出したのに、橋下は「『結果出せまでした。ごめんなさい』というのは当然」などとヌカすから、人間の程度が低すぎる。
凶悪犯罪の被害に遭ったサバイバーの落ち度を云々し、安田氏に対する非難や自己責任論を吹聴している連中を見ていると、本当にバカばかりで情けなくなる。
これじゃ日本に帰国するよりも、シリアの武装組織に人質のままでいた方がマシではないか、とさえ思う。
シリアで武装組織のテロリストから解放されても、日本に帰国した途端、どうしようもないアホが「自己責任」と「結果責任」を浴びせかけるのだから、これでは安田氏が真に解放されたとは言えない。
確かに、安田氏はテロリストから解放されたと報道されているが、日本ではアホが『すみません。ご迷惑をおかけしました』などと強制謝罪させようとしている以上、こんな酷い国で解放されたといえるのか!
シリアの武装テロリストと、日本の自己責任クズを比べた時、どちらが残虐非道なのかを、はっきりさせないといけない。
橋下や、芸人・松本らの自己責任論を見ていると、日本はどうしようもない国だと泣きたくなるが、実は日本ばかりではない。
映画『ランボー』でも、ベトナム帰りのランボーは、母国に足を踏み入れた途端、リベラル派から反戦デモに遭い、仕事にありつけず、酷い仕打ちにあって、結局はベトナムの戦場に戻っていった。
戦場に戻ってゆくランボーの気持ちが、私にはよく分かる。