日曜・・・

やっすい掛軸を買ったのだが、後悔した・・・
安物買いの銭失い、という古の教えを思い出した・・・
あっ、ゴミを買っちゃったな、とガッカリした・・・
安い値段で買ったのだが、その分、いまいちな出来だ・・・
1本1000円の掛軸を2本買って、送料込みで3000円で買った・・・
私と同じ姓の、どマイナーな画家で、大正時代の掛軸・・・
過去の落札相場から見ても、やっすく買えたのだが、安いなりの出来・・・
5分で書いたような墨絵に、ちょっとだけ着色された、余白の多い絵・・・
箱がなく、大正時代の軸なのに軸装の状態が悪い、それだけでゲンナリしそうな掛け軸・・・
一度開いてパッと見た後は、二度と開くこともなさそうな掛け軸・・・
ほんとに難しい・・・
自分で買っておきながら、こんなものを買ってしまった自分が分からない・・・
この絵が地味な絵だから、もう1本、おめでたくて明るい絵も買ったのだが、こちらもガッカリ・・・
昭和初期ぐらいの掛軸だが、軸の先や、軸足がハガレかかっており、セロテープで止めてあった・・・
おめでたい絵だが、状態の悪さゆえに哀しくなってくる、憐みを誘う掛け軸・・・
これを床の間にかけて他人の目に触れたら、それだけで貧乏くさくてバツの悪さを覚える、なんだか恥ずかしい掛け軸・・・
なんで買ってもたんやろ・・・
粗大ゴミの日に捨てられていそうな掛軸に、わざわざ金を出してしもた・・・
ゴミ捨て場を漁った方がええかもしれないが、いまは監視カメラがついているし、「ゴミを持ち帰るな」という警告の看板まであるから、この国の監視社会化を食い止めねばならぬ・・・