大学卒業直後、50万円でカフェ起業 1年目黒字、無借金経営のコツ

https://news.yahoo.co.jp/articles/758da6395fdd4e827a385db228a6b141643f6f20

働き方の多様化で起業を目指す若者は増えているが、資金調達などにハードルの高さを感じる人も多い。そんな中、和歌山市内でカフェを営む中本貴大さん(23)=同市=は大学卒業直後に50万円以下の資金で開業したという。中本さんは「莫大(ばくだい)な資金がなくても、この歳でも、起業できることを知ってもらいたい。ぜひ話を聞きに来てほしい」と話している。【安西李姫】

 和歌山市の「創業支援等事業計画」によると、2022年度に市や商工会議所などが支援した創業希望者は延べ563人。このうち120人が実際に事業を始め、年齢別では29歳以下が約1割だった。「資金調達が大変そう」といったイメージがあり、起業をためらう人も多いという。

 ところが、中本さんは大学の卒業式から5日目の昨年3月16日に、カフェ「Lop cafe&mini gallery」を同市十二番丁にオープンした。

 開業資金が十分だったわけでも、準備が万全だったわけでもない。大阪の医療系大学に通い、柔道整復師を目指す普通の大学生だった。開業にかかる費用はいくらか、何から始めて良いかも分からない状況で、情報収集はスマホの検索がメインだった。「できる範囲で」を第一条件に、物心ついた時からのお年玉といつの間にか貯まっていたアルバイト代を開業資金に充てた。中本さんは「経営に関して、固定観念がなかったのも良かったかもしれない」と振り返る。

 まずは営業に必要な食品衛生責任者の講習を受け、具体的な開業準備を始めた。物件は居抜きかつ家賃10万円以下といった条件で20件ほど回った最後に、間借りできる今のテナントが見つかった。カフェにかかった費用は、食器やエスプレッソマシンを購入した十数万円のみ。家具は不用品回収の地域掲示板「ジモティー」で気に入った品を選んだり、開業準備で出会った人が譲ってくれたりした。

 中本さんは「社会人になって一人暮らしを始めるのと同じぐらいの費用で、カフェを始められた」と説明する。一方で、限られた資金でもギャラリーの併設にこだわった。県内外のアーティストに声をかけ、これまでに1カ月半ほどの個展を5回開催。出展料は取らないが、販売手数料を得られる仕組みとした。アート好きの人も訪れ、集客につながっている。

 現在も無借金経営で、1年目の昨年は黒字を確保できた。周囲から「せっかくの勉強が無駄にならんの」と言われることや、就職活動を進める友人に「カフェやるねん」と言えない時期もあったが、自分の選択に自信を持っている。「『あの人でもできるなら、自分も何かやってみようかな』と思ってくれる人がいたらうれしい」

若者が頑張っているのだろうが、まだ頭を使っているとはいえない。

20代の若者だから仕方がないのだろうが、まず、カフェの名前にセンスが感じられない。

黒字になって喜んでいるようだが、若者にしては志が低い。

どうせカフェをやるのであれば、なぜ一発あてて儲けようとしないのか、不思議でならない。

黒字を目標にするのではなく、まず地域の既存店舗との競争に勝ち抜き、その地域の1番どころか日本一を目指さなければダメだ。

一発あててボロ儲けを狙いつつ、カフェという概念を変えるくらいの衝撃をこの国に与えなくして、いまさらカフェなんぞを起業する必要があるだろうか。

実は私は、1ヵ月前、知り合いから「カフェを開業したいからアイデアを出してくれ」と頼まれた。

ほんの僅かな報酬だったが、知り合いは、私の知らない分野の知識を持っている人でリスペクトしていたので、カフェ開業にむけて協力することにした。

ちなみに私は、カフェに10年訪れていないし、飲食業界の経験は一切ない。

だが知り合いが、カフェの名前・メニュー・イベントのアイデアを探していたようなので、私は本気になった。

おそらく知り合いは、私との短い付き合いで、私のズバ抜けたセンスと、卓越した思考力、透徹した頭の良さに興味を覚えて、私に頼んできたのだろう。

私に頼ってくるなんて上等じゃないか、と報酬額に不満はあるものの、引き受けることにした。

だから1ヵ月間、カフェのことで死ぬほど頭を働かせて、脳みそをフル回転させて知恵を絞った。

1ヵ月で徹底的に、あらゆる角度から情報をインプットして、そしてアイデアを練った。

ただ頭の中で考えるだけでなく、実際に自分でメニュー料理を作ってもみた。

繰り返すが、私は飲食の経験は一切ないし、私の専門とは完全に畑違いの世界だ。

ただ、知り合いから頼まれて、それを引き受けたからには、その知り合いを納得させるだけでは、私は満足しない。

私は、その知り合いを通して、この国のカフェ業界を震撼させ、この国にいる1億2千万の民に衝撃を与えたいだけなのだ。

既成のカフェという概念を揺さぶること、それが私の思考の原動力である。

それにはまず、カフェの店舗名、ここから勝負しないといけない。