見るだけでは足りない

骨董品は、まず目で見る・・・

左右、上下、あらゆる角度から物を見る・・・

遠くから見たり、近くから見たりもする・・・

両目で凝視したり、片目で睨むほど見ることもある・・・

だが、それだけは足りない・・・

目で見るだけでなく、心で見ないといけない・・・

いま、心の目を開いて、物と対峙しないといけないのだ・・・

心から物を見れば、見えなかったことが見えてくる・・・

その境地にまで、私は到達した・・・

心の目で見ていますか、と骨董品が問いかけてくる・・・