82年入省組に共通点 「森友」解明阻む悪徳財務官僚の源流

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82年度大蔵省新入りエリートの骨相――これが現代の秀才の標本箱〉
2001年に休刊した新潮社の写真週刊誌「フォーカス」で、こんな見出しの記事が躍ったのは、81年12月11日号だ。〈この秋、大蔵省が採用を決定した役人のタマゴは27人〉とあり、1人ずつ写真付きで簡単な略歴とエピソードが紹介されている。並んでいるのは今回の「森友疑獄」に絡む人物ばかりだ。

例えば、〈高校時代は、芥川龍之介柴田翔などを読み、大学では高橋和巳を読んだ〉と紹介されていたのは、佐川理財局長だ。高圧的な態度で答弁している今とは異なり、表情は温和。

〈大学時代、古典音楽鑑賞会に入り、「いいコンサートをいい席で聴くことに努めた」〉とあったのは、国会の参考人招致で「政治的な配慮をするべくもなかった」と関与を全否定した前理財局長の迫田英典国税庁長官。髪形は「九一分け」で、今よりはフサフサだった。

そして、〈「ぼくは(学校の)成績悪いですよ。ボクシングの話しかしませんでした」〉とコメントしていたのが、冨永哲夫現国交省政策統括官だ。冨永氏は2014年7月に理財局次長から近畿財務局長に就任し、昨年6月に国交省に出向。近財局長だった時は、ちょうど森友学園が学校建設に動いていた時期と重なる。国交省のHPによると、政策統括官の仕事は〈多数に渡る関係者間のハイレベルな調整が必要となる業務を行っている〉。なるほど、財務、国交両省に加え、大阪府も関わった今回の国有地売買の調整役にピッタリだ。

ちなみに、BSフジのニュースで、森友の籠池泰典理事長の「100万円寄付」証言に対し、〈びっくり、呆れた。大変失礼な話〉と批判していた片山さつき参院議員も記事に載っていたが、まあ、どうでもいいだろう。

花の82年組や。
森友学園疑惑で3人も怪しいとなると、官僚の中でも突出した逸材がそろう大豊作の82年組や。
しかも片山さつきまで加えたら、当時採用された27人のうち4人も怪しいのだから、82年組は黄金世代としかいいようがない。
読書家だった青年が、30年後、日本語すら怪しい答弁を連発するようになるとは、アベ政権の人事権独裁は恐ろしいものがある。