「簡潔な質問通告」で官僚の疲弊はさらに加速。改善するには与野党の協力が必須

https://news.yahoo.co.jp/byline/murohashiyuki/20191021-00147301/

国民民主党森ゆうこ参議院議員質問通告をめぐる騒動が、どんどんあらぬ方向に進んでいる。

事の発端は、台風前夜にもかかわらず、週明け(10月15日)の予算委員会での質問準備のために、国会待機を強いられ、深夜残業となった官僚(匿名であるものの、内容を見れば内情をよく知る人物であることは明白)が「悲鳴の声」をSNS上にアップしたことだ。

この「悲鳴の声」はネット上で大きな話題となり、ようやく「国会対応」、「官僚の残業問題」も変わっていくのでは、と期待させた。

しかし、その期待とは裏腹に、なぜか、途中から「情報漏洩」の話題へとすり替わり、最終的には、政府への事前通告が簡素化されることで与野党一致してしまう、という最悪な展開となっている。

おかしい。

野党議員の質問ぐらいで、官僚が疲弊するわけではない。

野党議員の質問に窮するぐらい、アベ政権が悪さばかりして、ろくな事をやっていないのが問題だ。

アベのモリカケ事件のせいで、サガワが国会でハッタリかますわ、文書を改ざんするわ、自殺者まで出すわ、日本の官僚制度が著しく劣化した。

トップがバカだから、その手先の官僚までバカにならざるをえず、アベを守るためにサガワが日本中に悪名を轟かせて、死人まで出した。

なのにアベは責任をとっていないし、この国の有権者は1800万人も自民党に票を入れた。

こいつら人殺しも同然じゃないか。

野党議員の質問が問題なのではなく、アベ政権がろくでもない法案ばかり出して、悪法であることを誤魔化すために、まともに質問に答えないのが問題だ。

アベ政権の悪事という中身が肝要であって、官僚の疲弊というのは形式面での些細な出来事に過ぎない。

官僚の疲弊などと泣き言を言う前に、アベの悪法のせいで国民が疲弊して半殺しの目に遭っている悲惨な現実を直視すべきであろう。

そういえば、官僚が台風前夜の10月11日に深夜残業した時、アベはフランス料理店で3時間も過ごしたのだった。

質の高い政策論議もできず、無駄な残業ばかりが発生する、そんな状況を誰が望んでいるのだろうか。

政治家の不毛な対立で犠牲になるのはいつも現場の官僚と国民である。

質の高い政策議論を望むまえに、ろくでもない法案と、人でなしの自民党議員を、なんとかすべきであろう。

質の高さを求めるのなら、漢字を読めない首相や、悪法で米国に貢ぐ首相や、お友達に利権をプレゼントする首相を追い出さなければいけない。

アベの悪事というド直球の中身を無視して、官僚の残業問題とかいう形式をとりあげるのは、笑止千万だ。

そして、構造を変えるためには、与野党の協力が必須であり、野党だけで変えることは難しい。

むしろ、タイトな日程で法案成立を目論む与党の方が責任は重いかもしれない

甘い。

与党に甘すぎる。

いったい何様のつもりなのか。

責任は重い「かもしれない」ではなく、与党の責任と罪しかないのが正解だ。

日程どころか、法案が悪すぎて説明できず、質問にもこたえられず、国民にバレないように、こっそり成立させようとするから問題になる。

しかもこんなバカな政権を支持する奴がいて、わざわざ1700万人も自民党に票を入れているから、この人たちは救いようがない。

アベぐらい愛嬌のある方が、ちょうどいいバカなのだろうが、いくらなんでも国民の多数派までバカになったら、どうしょうもない。

構造の問題とか、官僚の疲弊とか、そんなキレイ事ではなく、問題なのは、人間だ。

それぞれ個別具体的な名前と人生を抱えた、自民党に票を入れた1700万人ぐらいの、血の通った生身の人間が、なにより問題だ。