土曜・・・

掛け軸を買う基準が、変わった・・・

もう、ウケ狙いのヘンな絵は、買わない・・・

3分で描いたようなヘタウマ調の絵は、いらない・・・

画家ではなく、俳人や文化人が、遊びで描いたような絵は、いつか飽きる・・・

個性的で、人柄が偲ばれる、ユニークな絵が多いが、ネットの画像で見れば満足だ・・・

買っても飽きが来るし、掛け軸を広げるのが面倒になってくる・・・

面白さや可愛らしさに、騙されてはいけない・・・

ならば、プロの書道家の書幅はどうかというと、これは集めると泥沼にハマる・・・

最初は、地元の書道家だけに絞るつもりだったが、キレの良い文字に惹かれて、遠くの地方の書道家の書を、求めたりもした・・・

さすが書道家は、文字だけで鋭さが表現されており、気合いの入った文字を見ていると、こちらまで背筋が伸びるような思いがして、うっかりして買っていた・・・

興味深い書道家は、めちゃくちゃいるから、油断していると、買っても買っても尽きることはない・・・

よほど状態が良くて、共箱がついていて、安くて面白くなければ買わない、と条件をつけることにした・・・

日本画も、同様である・・・

ネットの画像よりも、実物の方が、より良い作品だろうな、と思われる時でなければ、買ってはいけない・・・

画像で見たまんま、ではダメで、画像よりも良さそうな期待がある時だけ、私は身銭を切ろう・・・

画像どおりであれば画像で済ませることができるのであり、画像を超えること、これが新たな基準になる・・・