NHK世論調査 安倍内閣「支持」53%「不支持」27%

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170410/k10010943471000.html

NHKは、固定電話を対象に世論調査を行ってきましたが、携帯電話しか持たない人が増えているため、今回の調査から携帯電話も対象に加えました。調査方法が異なるため、先月までの調査と単純に比較はできません
それによりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は53%でした。一方、「支持しない」と答えた人は27%でした。
支持する理由では、「ほかの内閣よりよさそう」が46%、「実行力がある」が20%に対し、支持しない理由では、「政策に期待が持てない」が40%、「人柄が信頼できない」が27%などとなっています。

仕方がない。
コイズミ政権の時も、こんな感じだった。
あれだけコイズミ構造改革によって弱者切り捨て・地方切り捨て・金持ち優遇の悪政を続けたにもかかわらず、最後までコイズミ人気は高く、勝ち逃げを許した。
コイズミは「変人」だったから潔く政界引退したけれども、一方、アベはどうか。
これだけ森友疑惑がその全貌を少しずつ現しつつも、アキエは「私人」、アベは悪人だから、いっこうに辞める気配が見えない。
もうこうなったらアベの辞任や退陣や衆院解散を願うレベルではなく、アベの突然死すら願う声が騒がれても不思議ではないのだが、しかし、NHKの世論調査によれば、まだアベ幻想から覚めていない人が多いようだ。
「官から民へ」ならぬ〈官からアベ友へ〉流れた国有地格安払い下げ問題が、これだけ事実が浮き彫りになって怪しさがますます巨大化しているのに、アベの支持が50%を超えるのは、不可解な話だ。
もしかしたら、ある一定量の悪を超えてしまうと、国民の側も判断できなくなるのではないか。
アベの悪を見極めようにも、ある一定量の悪を越えてしまうと脳みそがマヒしてしまい、アベの巨悪を判断できなくなるのではないか。
つまり、1点2点の悪なら国民も判断できようが、あまりにも巨大な悪を前にすると、国民の判断能力の許容範囲を超えてしまうのかもしれない。
民進党のくだらん失点とか、つまらん生活保護の不正受給とか、外国人の犯罪とか、そういうショボい問題には敏感に判断できても、ある一定レベルの悪を超えると、たとえばアベの権力犯罪疑惑と国家犯罪疑惑なると、おのれの眼力で真実を見極める力が、多くの国民には無いのではないか。
たとえアベの巨大疑惑が、潰すには大きすぎる(Too Big To Fail)状態であったとしても、このまま問題をズルズル先送りして甘い態度で許し続けてきたら、いつかアベの巨大権力が大爆発したあげく、国民に負担を押しつける日が来るのも、そう遠くはあるまい・・・