(社説)文科相発言 異論排除を助長するな

https://www.asahi.com/articles/DA3S14156441.html

ヤジを飛ばした市民の排除を是認するかのような閣僚の発言は、警察の行き過ぎた実力行使を助長しかねない。到底見過ごすわけにはいかない。
 先日の埼玉県知事選で、応援演説に立った柴山昌彦文部科学相に対し、大学入試改革への反対を訴えた大学生が警官に取り囲まれ、現場から遠ざけられるという事態が発生した。
柴山氏は一昨日の記者会見で「表現の自由は最大限保障されなければいけない」と述べる一方、演説を聴きたいという聴衆の権利に触れ、「大声を出すことは権利として保障されているとは言えないのではないか」との考えを示した。警察の取り締まりにお墨付きを与えるものと言わざるを得ない。

三島由紀夫は、自衛隊駐屯地のバルコニーで演説した時に、ヤジを喰らった。

三島は、戦後日本社会の不毛に挑戦すべく、決起を呼びかける演説をした。

三島ですら演説をかき消されるようなヤジと罵声を浴びて、割腹自殺した。

文科相・柴山ごときの小僧が、ヤジから逃げられると思うなよ。

政治家が公権力をつかってヤジを排除したあげく、意味不明な泣き言を吐くのは、みっともないにも程がある。

そう考えたら、山本太郎氏の方がよっぽど立派だ。

れいわ新選組の山本は、ヤジを受けたら愛で返すし、聴衆からの質問にもまったく逃げていない。

私は、山本太郎氏を強く推す。

アベの次は、山本氏がふさわしい。

山本氏は44歳だから、男が勝負するには、ちょうど良い年齢だ。

三島さんが決起したのは、45歳だった。