水曜・・・

買った・・・
水墨画・・・
昭和20年ぐらいの掛軸・・・
画家の名前は、聞いたことがなかった・・・
ネットで検索すると、古美術店のサイトが何件か引っかかる・・・
まったく知らない人だが、気に入った・・・
墨絵だけで風景を描いており、ほとんど抽象画のような絵・・・
余白が多く、繊細な筆づかいで、品がある・・・
ヤフオクで買った・・・
届いた・・・
開封した途端、気にいった・・・
やはり私は、ジジイくさい水墨画が大好きだ・・・
今では誰も見向きもしない、老人臭すら漂う、枯れた絵こそ最高である・・・
派手な絵や、いま流行りの琳派や、理想化しすぎの美人画や、一般受けを狙った平凡な絵や、厚く塗りまくった戦後の日本画など、私にはまったく興味がない・・・
枯れて、繊細で、余白が多くて、渋みが溢れ出る、昭和なのに江戸かと思わせる、そういう時代を超えた普遍性のある掛軸が、よい・・・
この絵は欲しくて、無理して買った・・・
送料込みで、3500円・・・
私としては、金を出した方である・・・
墨絵だけの掛軸で、どマイナーな画家の作品が、3000円を超えるのは痛い出費だ・・・
もっと安く買いたかったのだが、ヤフオクで邪魔をした奴が、いる・・・
私が入札すると、さらに高値で入札する奴が一人いて、そいつが愉快犯のような感じで、同一の出品者の他の物にも入札しており、なんという浮気性の奴か、と腹が立ったし、業者による吊り上げ行為ではないかと疑った・・・
私は、この絵だけに絞って、他の物には目もくれず、この絵一本だけを狙って、この絵を一番狙っていたのに、邪魔された・・・
同一作家の、過去の落札相場から見て、妥当な値段まで私が入札すると、落札できた・・・
ほんとは、相場よりも安く欲しい・・・
1000円で落札できて、送料込みで2000円ぐらいで、買いたいんや・・・