<新学習指導要領>「銃剣道」初明記 ネットで賛否渦巻く

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170408-00000124-mai-soci

ネット上では「武道として公平に扱え」という声の一方で、「戦前回帰だ」「人殺しの技術を教えるな」など疑問や不安の声が上がる。佐藤氏は「剣道はスポーツで実戦向けの格闘とは違う。剣道やなぎなたも元々は相手を殺傷するためのもので、銃剣道だけ批判されるのはおかしい」と訴えている。

出た。
また開き直りだ。
×××の何が悪い、とダダをこねるのは、アベ自民党の得意技だろう。
欧米も侵略したのに日本だけ批判されるのはおかしいとか、どの国も戦没者を慰霊するのに靖国参拝だけ批判されるのはおかしいとか、良い事も書いてあるのに教育勅語だけ批判されるのはおかしいとか、国のために戦うのは当たり前なのに日本だけ憲法がおかしいとか、あらゆる子どもじみた言い訳をこねくりまわしたあげく相対化し、責任転嫁し、ゴネ得を狙うアベ自民党
銃剣道だけ批判されるのはおかしい」などと自民党議員がゴリ押ししているが、聞いて呆れる。
はっきり言って、剣道やなぎなた銃剣道も、全部おかしいのであって、とりわけ銃剣道は歴史的に見て、致命的におかしいのである。
銃剣道だけが批判されるべきではなく、あらゆる武道は批判されなければいけない。
とはいえ、アベ政権が異常な熱意で銃剣道を学校教育にゴリ押しする危機が迫ると、むしろ剣道やなぎなた等の武道には、同情の念すら覚える。
銃剣道を除く他の武道から見れば、まさか同じ武道として銃剣道が中学校に取り入れられたあげく、利権とマーケットを奪い合う日が来るとは思っていなかったのではないか、と私は他人事ながら勝手に心中を察する。
というのも剣道やなぎなたは、歴史も文化も伝統も知名度も競技人口も、それなりにあると思われるが、一方、アベ自民党が戦前回帰丸出しで推し進める銃剣道は、どうか。
どう考えたって銃剣道を学校教育の場に導入するのは、無理があるだろう。
アベ自民党が偏執的にこだわり続ける戦前懐古体質には、背筋が凍るほどゾッとする。
個人の趣味でならともかく、公共空間に戦前モノ・戦前趣味・戦前コスプレ・戦前プレイを出すな、と私は言いたい。