安倍晋三と山本太郎はよく似ている? 2人が影響されたある経済学者とは〈dot.〉

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200217-00000008-sasahi-pol&p=1

2020年の米国大統領で、民主党の候補者の一人となっているバーニー・サンダースは、ステファニー・ケルトン教授を経済顧問に迎え、理論武装をしている。「反緊縮」を掲げ、政府が主導して公共事業を行って、仕事を作るべきだと訴えている。

 英国労働党のジェレミーコービン党首も、「人民の量的緩和」を提案している。イングランド銀行が供給するマネーを国立投資銀行に提供し、ここを通じて、住宅建設などに投資しようと訴える。

 山本も松尾も、こうした海外の左翼の潮流に乗っている。日本政府は、日本円建ての政府債務残高をどれだけ増加させても、必要なお金は、通貨を増発して賄える。だから、もっと政府は借金をして、お金を使うべきだ、と考えている。

山本太郎氏をもっと高く評価しなければいけない。 

山本は、世界的な「反緊縮」の流れに乗った、世界的な男である。

サンダース、コービン、そして山本が、互角で並ぶ「反緊縮」英雄である。

しかしこの3人を並べた時、山本の方がなお優れている、と私は判断する。

なぜなら山本は、最初は何も分かっていない男だったのに、たった6年、議員をつとめただけで政党をたちあげて、まだ45歳なのに全国から200万票を集めてしまう、傑出した人物だからだ。

何も分かっていない男が6年間ものすごく勉強して這い上がり、この国に生きる人々を救うべく政党を立ち上げたら、参院選で最も劇的に勝利したあげく、今度は、国政政党という枠をフルに活用して、小政党であることも忘れるほど対等の立場から、他の既成野党にむかって堂々と主張する山本の姿は、感動的ですらある。

たった6年で山本がこれだけ見事に進化したわけだから、山本の今後の伸びしろを考えたら、数年後には、サンダースやコービンを超えるだろうし、山本だったら世界を狙えるし、世界を相手にして、世界レベルで闘える、と私は思う。

山本は、常人にはできない突出した行動に出ているし、いままで存在しなかった集団を作って、とてつもない事をやろうとしているわけだから、もっと山本を高く評価しなければいけないのに、誰も山本を正確に評価できていない。

山本をネット上で批判している連中をみていると、しょぼそうなオッサン臭が文面から漂ってくるから、読むだけで気持ちが悪くなる。

山本を批判する連中は、山本と自分を比べた時に、自分が恥ずかしくなったり、惨めな気持ちになったりしないのだろうか。

山本の政治的言動や行動は、われわれに強く反省を求めるものがあるから、とくに山本を批判する連中にこそ反省してもらいたいし、おのれの惨めさに気づいて、のたうち回ってほしい、と強く思う。