土曜・・・
死にたい・・・
ひきこもりを中断して、日雇いバイトを始めた・・・
そしたら、死にたくなることの連続だ・・・
抗うつ薬は呑んだ・・・
抗不安薬は4時間おきに呑み、ポケットに忍ばせてある・・・
ポケットには、失われた愛が入っていたが、今は頓服薬を入れてある・・・
何を見ても何かを思い出す、と文豪は言った・・・
しかし私は、何を見ても、死にたくなってしまう・・・
ひきこもりの時は、家では自殺できないから、死ぬ気になれなかった・・・
しかし日雇いバイトで外出すると、死にたくなることのオンパレードだ・・・
自宅の近所の高層マンションだと、自殺すると迷惑がかかるから、遠慮してしまう・・・
だけど遠くのマンションだと、自殺するには良い場所だな、と罪悪感が薄れてゆく・・・
良いマンションですね、と私が見上げた時、いつも自殺が脳裏をよぎる・・・
だから高層マンションは、気合いをいれて衝動をおさえ、日雇いバイトに集中するのだ・・・
かといって低層マンションでも、大雨の日には、コンクリートの地面がビショビショにぬれて、転倒するには、うってつけの状態になるんだわ・・・
飛び降りるか、こけてコンクリートにぶつけて死ぬか、マンションには誘惑が多い・・・
かといって一軒家での、新築の若い夫婦の家も、決して油断できない・・・
幸せそうな若夫婦と、小さな子供をみていると、やはり自殺衝動に駆られる・・・
私が絶対に手に入れることのできない、世間並みの幸せを、若い夫婦が実現しているのを見ると、あまりに遠い世界のような気がして、羨ましい気持ちにもなれない・・・
芸能人を見ても、へぇーーー、はあーーーー、と感心するような感じで、そのへんの若い夫婦とマイホームを見ても、ふぉーーーー、ほおーーーーー、と心底尊敬する・・・
私は、小学校5年の時に、男なのに男からレイプされたことがあるから、絶対に自分には子供を作らないでいよう、と決心している・・・
子供の時にレイプされたら、自分が大人になっても、自分の子供が不幸な目に遭ってほしくないから、私は結婚しないと決めたのだ・・・
私と結婚したがる女は、何人もいたが、私は、結婚をイメージできなかった・・・
子供ができないようにするためには、あらゆるテクニックに磨きをかけて、早業に徹したのである・・・
私がレイプされて不幸なのに、自分にもしも子供なんかできたら、どうやって子供を守れるというのか・・・
いたるところに変態がいて、アベ支持者がいて、アベという最低の首相がのうのうと日本をダメにしている、こんな腐りきった酷い国で・・・
私がレイプされた場所は、当時、治安の悪いマンションだったのだが、毎年必ず飛び降り自殺があったし、放火も何件もあった・・・
昔から、飛び降り自殺があった噂を耳にしていたから、わりと造詣が深い・・・
20年前に、小学生だった時に、私が下校途中で、オッサンの飛び降り自殺があって、血が地面に残っていて、傍観者がマンションの窓が見下ろしているところを、私が血をよけてスキップして家に帰ってきたことがある・・・
オッサンの自殺者の血を踏まないように、スキップしながら家に帰ってきた記憶・・・
その20年前に死んだオッサンの自殺者とは、実は、未来の私だったのではないか、と疑っていた・・・
私がタイムトラベルとかして、なつかしい場所で自殺すべく、昔の住居のマンションで自殺したのかな、と本気で考えていた・・・
だけど日雇いバイトで、遠くの方まで出かけると、自殺するには、うってつけの場所ばかりで、困ってしまう・・・
8月末で日雇いバイトの約束があるから、絶対に我慢するけど・・・
約束、だから・・・
われわれにとって約束とは、血よりも濃いものなのだ・・・
約束が破られた時、血が飛び散ることになるだろう・・・
明日も仕事が入っているから、朝が早い・・・
心療内科の先生から、デイケアを強く、強く勧められている・・・
私は、この社会を憎んでいるし、社会性なんてまるっきり皆無だ・・・
私に社会性を求めるのであれば、まずアベという日本社会をめちゃくちゃにした政権を倒すのが先だろう・・・
アベが日本をめちゃくちゃにした・・・
その一行を、私の墓標に刻み付けて欲しい、と遺言に書いておく・・・
誰にも読まれない遺言・・・