土曜・・・

備前焼は、高い・・・

ヤフオクで漁っていると、見事なまでに高値更新されてしまう・・・

昭和の頃より人気が落ちたとはいえ、備前焼の人気はしぶとい・・・

普段、丹波焼を漁っている私から見れば、備前の値段は5倍~10倍高い気がする・・・

それもそうだろう、備前焼には人間国宝がいて、丹波焼には存在しないのだから・・・

まず、備前焼を漁るうえで私が大切にしているのは、作家のランクである・・・

一番上が、人間国宝であり、次が岡山県指定の重要無形文化財、人気作家、人間国宝の息子であり、次が中堅作家、若手作家である・・・

その中から、私が狙っているのは、控えめにも岡山県指定の無形文化財保持者の作品だ・・・

人間国宝はべらぼうに高くなるから、私ぐらい謙虚な人間になれば、岡山県レベルで十分だ・・・

ところがヤフオクで漁っていると、丹波焼と比べたら高くなって買えへん・・・

丹波焼だったら1000円で買えそうな物が、5000円、1万円と値段が上がる・・・

それもそうだろう、備前焼は本当に同じ模様が他にないのだから・・・

備前焼は、ヒダスキ、ゴマ、ボタモチ、と呼ばれる模様が、人間の意図をこえて出現する・・・

自然のままの美が備前焼の特徴であり、その模様は、窯の、神の仕業である・・・

同じ物が二つとしてない備前焼だから、ちょっと気合いの入った大皿は、1万円超えてしまう・・・

だから私は、丹波焼へ戻ってきた・・・