日曜・・・

また骨董屋へ行ってしまった・・・
800円の箱入りの壺を、悩んだ末に買った・・・
何の見どころもなく、いまの流行りから遠く離れた、黒っぽい色をした壺・・・
一応、作家物だが、美術館に入っているのを見たことがない、そういうランクの作家だ・・・
形が野暮ったく、色はジジイ臭く、誰も手に取ることはない壺・・・
それを私が買ってしまった・・・
実はだいぶ前に、この作家の2800円の壺を、買いそびれた事があった・・・
形が田舎くさく洗練さに欠け、色は暗い青色をして、重さが素人陶芸みたいに重い、なに一つとして良い所がない、箱入りの壺・・・
それが2800円だったのだが、さすがに高くて買えなかった・・・
こんな値段じゃ買えん、もう終わりやなと、それから3年間も骨董屋から足が遠ざかった・・・
だが今年の10月から断捨離を始めてヤフオクで処分している最中、よせばいいのに骨董屋を覗いてしまった・・・
骨董屋へ行く、それは苦悩の始まりである・・・
800円の壺を買って、嬉しいかといえば、そうでもない・・・
帰宅した直後から、新たな煩悩が始まってしまった・・・
1.箱入りの白い茶器揃い1000円も良かったな、家にお客は来ないけど茶器揃いが欲しいな・・・
2.箱入りの白い壺1000円が気になったのだが、家に帰ってからネットで調べると、地元の焼き物のようだ、欲しくなってきた・・・
3.箱入りの漆の汁椀10客4000円は高くて買えんかったが、ええ模様やった、微妙に今でも通用しそうな模様・・・
4.箱入りの3500円のキズありの茶碗も、値段のわりには見どころがなく買えんかったが、他で見つかるかというと、そうでもない・・・