木曜・・・

あかん・・・
買ったら負けや・・・
5500円の壺と、5000円の徳利は、買ったらあかん・・・
作家モノで、箱に入った、昭和の焼き物・・・
黒っぽい壺だが、キラキラ光っている・・・
壺が、まるで宝石みたいに輝いているのだ・・・
昔の私だったら、バカにしていた現代の焼き物・・・
こんなん骨董じゃなくて中古品やろ、と軽蔑していた・・・
審美眼のない奴が現代モノを買うのだ、と心底憎んでいた・・・
ところが今、私は猛烈に欲しがっている・・・
1万円以下という値段から分かるとおり、作家性の強い焼き物ではない・・・
全国的な知名度はないが、地元のマニアになら知られている、物故した作家モノ・・・
どこにでもありそうな感じだが、5000円以上という値段から分かるとおり、実際に探すと、あまり見ない・・・
骨董屋だから5000円という値段だが、むしろリサイクルショップであれば、デタラメに高い値段をつけられてもおかしくない、黒い壺・・・
ネットで探しても、全国的な知名度がないから、情報がないし、通販サイトもない・・・
ヤフオクで探しても、めったに出てこないし、過去3年間で、それなりのランクの作品であれば1年に数回出る程度・・・
地元の美術館にも収蔵されている物故作家だが、その作家の中では、ある程度、高い方のランクの作品ではないかと思われる、黒い壺・・・
あかん・・・
買ってまいそうや・・・
断捨離してるのに・・・
自分の所有物は、薄っぺらのボストンバッグに入るだけの手荷物に収めたいのだが・・・
いまのところ、衣装ケース10箱分の焼き物を、断捨離できずにいる・・・