購入・・・

とうとうガラスにまで手を出した・・・

民藝の焼き物を買い揃えたら、今度は手作りのコップが欲しくなってきた・・・

服のセレクトショップであるビームスが、なぜか民藝の食器を扱っている・・・

そこでガラスを見ていると、とうとう私も欲しくなってしまった・・・

ガラスは、骨董のガラスを持っているから、民藝の今出来のガラスなんぞ私が欲しがるべきではない、と一線を引いていた・・・

ところがビームスのサイトを見ていると、中東のガラスコップを見ていると心がときめいてしまい、注文していたのだった・・・

民藝の世界でガラスといえば、倉敷、沖縄、メキシコ製のみに限られている・・・

とはいえ中東は、ガラス発祥どころか文明発祥の地であり、日本にも正倉院にペルシアガラスが保管されている・・・

今日の文明社会の起源であり、正倉院の源流である中東のガラス製品には、私のロマンを掻き立てるものがあって、安物のコップを2個注文したのだった・・・

もちろん民藝の理論にしたがって、私の眼力でガラスを選んだ・・・

手仕事で、健康的で、いばらず、日用の用に適ったコップである・・・

だから派手さがなく、地味スレスレの簡素な器になった・・・

中東産とはいえ、わけのわからん派手で悪趣味でゴツゴツした物は、避けるべきである・・・

謎の凸凹があるような物ではなく、あくまでも用に即した形で、シンプルで控えめなガラスこそ、民藝の範疇に入るであろう・・・