服のためなら痩せる
ウエスト80cm、体重62kgのデブになったので、夜、人目を忍んで走っている・・・
服のためだ・・・
ジーンズ31インチが、きつく感じて危機感を覚えた・・・
このままデブのおっさんになってたまるか、という抵抗である・・・
31インチがきつければ、32インチに替えればいいのだろうが、それはできない・・・
もともとパンツはSサイズだったのに、それがMサイズへと後退して、いまやLサイズさえ視野に入るようになった・・・
これ以上のデブ化は避けたい、という事で、有酸素運動で脂肪を取り去るべく、走るようになった・・・
夜、走っていると、レオス・カラックスの初期三部作の映画を思い出す・・・
フランス映画に影響されたわけではないが、服は、フレンチカジュアルを目指すことにした・・・
おっさんになったから、大人らしい服を選ばなければいけない・・・
金はなくても、私の品性と教養が、フレンチカジュアルを選ばせたのである・・・
カジュアルといっても、アメカジはダメだ・・・
私は反米左翼なので、アメカジに心を許したくはない・・・
もちろんチノパンもダメだ・・・
チノパンはイギリスの軍隊の服装が基になっているので、反戦平和の私としては、少しでもミリタリーの要素は避けたい・・・
そこでフレンチカジュアルを物色していると、こんなジャケットを見つけた↓
https://www.shipsltd.co.jp/g/g114030979/
フランスの老舗ブランドらしいが、シップスでも、ユナイテッドアローズでも、2万円する・・・
2000円じゃない・・・
20000円だ・・・
まいったな・・・
服に金をかけてられへんのだが、しかし、良い服にはドラマがある・・・
この画像を一瞥しただけでは、私には、フランス南部の農夫の姿が見えてきた・・・
フランス南部ほど、現在では右傾化が激しいらしいが、しかし、農民の中へ、人民の中へ入っていかなければいけない・・・