評論家・西部邁さん死去、多摩川で自殺か 78歳…遺書のような文書も

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180121-00000512-san-soci

21日午前6時40分ごろ、東京都大田区多摩川河川敷で、「男性が川に飛び込んだようだ」と110番通報があった。駆けつけた警視庁田園調布署が男性を救助し、病院に搬送したものの、まもなく死亡が確認された。死亡したのは評論家の西部邁(すすむ)さん(78)で目撃情報などから自殺とみられ、同署で当時の状況を調べている。
同署によると、西部さんに着衣の乱れや目立った外傷などはなく、付近では遺書のような文書も見つかった。
西部さんが21日未明から行方不明になっており、同居していた家族が探していたところ、多摩川に流されている西部さんを発見したという。
現場は東急東横線多摩川駅から西に約600メートルの野球のグラウンドやサッカー場などがある河川敷近く。

そりゃ死にたくなる。
こんな酷い国になったら、誰だって死にたくなる。
ずーーーと憲法改正を待ち望んでも、出てきたアベの改憲案がアレでは、死にたくなるだろう。
保守思想とは〜〜、平衡感覚が〜〜、と長年唱えてきても、出てきた本格的な保守政治家がアベでは、誰でも絶望的な気持ちになる。
憲法でアベ、保守でアベなら、もう、こんな国に愛想が尽きても不思議ではない。
酷い国になった。
西部の本は、どの本を読んでも繰り言が多く、どこかで読んだ話ばかりで、ずっと前から遺書のような感じの文章だった。
『知性の構造』とか『虚無の構造』とか良い本もあるが、言葉遊びが過ぎて、口先だけの印象を受けた。
オルテガが大衆批判をやれば格好いいけど、日本で西部がやっても、所詮、モノマネにしか見えなかった。
しかも西部が中途半端にオルテガを広めたから、日本ではオルテガ理解が偏ってしまい、オルテガの「生の哲学」がまったく見向きもされないことになった。
だから西部は許しがたい面もあるが、しかし自殺したとなると、本物の思想家だったんだな、と思う。
保守を繰り返し語っても、結局、日本でアベ政権が続くようでは、そりゃ死にたくもなる。
アベが殺したようなものだ、といいたい。