「女の子よりも狙いやすい」と加害者 知られざる男児の性被害の実態とは

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斉藤さんは「男児の性的被害の実態はあまり知られていませんが、表に出ていない被害も含めると、かなりあると考えられます」と話す。

男児の性被害には、強制わいせつや、写真を撮影される児童ポルノがある。男の子が標的になるのには、いくつかの要因があるという。

斉藤さんによると「加害行為のしやすさ」は大きな要因だという。

「加害者は、自分の生活圏内で、人目につきにくい場所を選んでいます。犯行場所で多いのはトイレです。公園や駅、ショッピングセンターのトイレなど、子どもが保護者から離れてひとりになるタイミングを狙っているのです」

「男子トイレなら、大人の男性が個室に潜んでいても怪しまれることはありません。『ちょっと来てごらん』などと言葉巧みに個室に誘い込み、性器を触ったり、口淫させたり、半裸の下半身の写真を撮ったりといった加害行為に及びます」

被害者支援に携わる臨床心理士の齋藤梓さんによると、男の子は、自分が性的な被害に遭ったと認識していないケースが多いという。

「ズボンを下げられたり、自慰行為を強要されたりしたことについて、それが性暴力であると理解していない男の子や、周囲の人たちが少なくありません」

男性の性被害は、間違いなくある。

男でも性被害を受けることがある、と自信をもって断言できる。

なぜなら私が、ズバリ被害者だからだ。

私は男だが、11歳の時に男から2度レイプされたし、高校の時は新快速で次の駅まで15分間閉じ込められる満員電車の中で男から痴漢されたし、 社会人になったらオカマバーで慣れた手つきのオカマからものすごい早業で・・・

私でも4回ぐらい性被害があるから、この国には、語られぬ被害が山ほどある、とみてよい。

11歳でレイプされた時は、力に抵抗できず、めちゃくちゃ泣いた。

男でもレイプされたら、下半身が前も後ろも血だらけになるし、パンツが血で染まることを、強調しておきたい。

男でも血が出るほど痛いし、他人から体を触られると、めちゃくちゃ気持ちが悪い。

人間の手のぬくもりが、こんなに気持ち悪いものだったのか、とレイプされて分かった。

20年前の事だから、被害を口に出せるような時代ではなく、誰にもいえなかった。

男なのに男からレイプされ、それを誰にも言えなかった時、私は、信用できる人が周りにいないことを、初めて知ったのである。

今でも他人を信用していないし、人を憎む気持ちが、人一倍ある方だ。

レイプされると、その後は、性に抑圧的になるけれども他人を憎む気持ちはいっぱい、という孤立無援の人生をいきることになる。

それどころか、性被害にあった女性を見ても、人間的な感情が湧いてこず、私の方が先にレイプされたから勝ったな、と妙な競争意識すら湧いてくる。

だから私は、現在の社会運動で、性暴力をなくすムーブメントが湧きおこっても、できたら見たくないほどで、苦手だ。

以上の内容を、12月24日、私からのクリスマスプレゼントとして、書き記しておく。