日曜・・・

美術館に行ってきた・・・

50点の展示物を、4時間半かけて見た・・・

じっくり見て、改めて青磁の美しさに気づく・・・

有名現代作家物で、青磁の58cmの大皿があった・・・

その大皿の見込みには、有名作家特有の凸凹が全体的にあった・・・

凸凹は、長方形というか菱形みたいな形で並んであり、徐々に形が小さくなったり、大きくなったりしている・・・

どんどん小さくなったり大きくなったりする凸凹が、大皿の見込みにびっしりあり、それが照明の影響で、万華鏡のように見えた・・・

大皿が、凸凹と照明のせいで、万華鏡ばりに輝いているのだ・・・

なんちゅう皿や、欲しい、めっちゃ高いやろけど、と私は展示ガラスにへばりついて熱い視線を送る・・・

最初見た時は、なんや、大皿か、家にあったら邪魔になるやろな、重いし、かさばるし、置く場所がないし、と憎々しい気持ちが湧いて素通りした・・・

だが私は、金を払って美術館に忍び込んだ以上、何度も繰り返し時間をかけて見ることにしている・・・

その大皿を2回目見た時、早くも私は気づいた・・・

なんや、こりゃ普通の皿やない、なにかが違う、なにかが、と私だけが気づいた・・・

普通の、そこらへんの青磁の皿とは違う、とんでもない輝きを、私はキャッチしたのであった・・・

つづく。