日曜・・・

美術館に行ってきた・・・

4時間かけて、じっくり見た・・・

焼き物は、見るのが大変だ・・・

絵画だと正面から見ればいいだけだが、焼き物は正面・側面・裏面も見ないといけない・・・

瓢型の壺に染付の絵があると、正面から見るだけでは、絵が歪んで見えるから、歪んだ絵を脳内で平に再現しないと全体を把握できないので、目も脳みそも疲れてきた・・・

その点、絵画は平な画面に歪んだ絵を描いているだけだから、目や体を動かすことなく、正面から見ればいいだけだ・・・

焼き物は、正面から見るだけでは分からず、四方八方から見ないといけなくなり、脚が疲れる・・・

疲れたせいかもしれないが、昔、分かっていたことが、分からなくなってきた・・・

昔は、絵画よりも焼き物の方が専門だったのだが、焼き物は丸くなっていて、平じゃないから、見えない部分が腹立たしくなってくる・・・

絵画は、隠された部分がなく、平らな画面で全部が見えるけど、焼き物は、美術館の展示では裏側が隠れているから、無性に腹が立つ・・・

見れば見るほど分からなくなり、分かっていたことすらも、分かっていたのか分からなくなる・・・

あまりにも分からなくなって、ほんとに美術品が好きだったのかさえ、分からないくらい・・・

いったい私は何を見に美術館へ来たのか、もう、分からない・・・