金山で強制労働の韓国人の遺族が佐渡市を訪問 歴史を隠した世界遺産登録の動きを批判

https://news.yahoo.co.jp/articles/8fe0f5404eb1b043e9f5e59929ac012ffe1045f5

佐渡市の相川金山で戦時中、強制動員されたという韓国人の遺族らが21日、佐渡市を訪れ、当時の記録などを確認しました。世界遺産登録に向けた動きを批判しています
 韓国から佐渡市を訪れたチョン・ウンジンさんと妻のキム・サムニョさん。佐渡博物館で当時、相川金山で働いていた朝鮮半島出身者に配給されたタバコ台帳を確認しました。
 チョンさんの父、チョン・サンドンさんは1944年から2年間、働いていて、日本名の「東本﨎童」の名前がありました。

私の父方の曾祖父が朝鮮人で、1922年頃、済州島から大阪へ、おそらく君が代丸に乗って移民している。

こんな早い時期に移民してくるということは、大変ガッツのある人だったのだろう。

戦前は、大阪湾を埋め立てる工事の人材派遣業をやっていたらしい。

日本人名として、東本〇〇と名乗っていたことが、戸籍から判明している。

曾祖父は次男で、済州島が本籍の長男の戸籍に入っており、長男は、東本●●と名乗っているのだが、難読漢字で読めない。

曾祖父は、大阪に来た途端、とっとと日本人女性との間に子供をもうけて、それが私の祖父。

早い時期に日本へ移民するのも凄いが、すばやく日本人女性を口説いていることも凄い、と感心した。

東本という姓は、昭和10年代に、妻の戸籍に入ることで捨てている。

つまり曾祖父の戸籍は大阪へ移民しても本籍が済州島のままで、祖父は生まれた時から曾祖母の戸籍に入り、父親の名前は空白だった。

曾祖母が分家して、本籍を大阪にした戸籍を作成してから、曾祖父も戸籍に入って、のちに曾祖父が筆頭者になる。

昭和10年代以降、戸籍の本籍は、大阪内でコロコロ変えているが(東大阪とか旭区とか)、いまの住所・地番と違うので、どこに住んでいたのか分からない。

いつか特定したいと思っているが、知らないままでもいいような気がする。

祖父は曾祖父のことを隠していたし、私は父が亡くなった後に、祖父の相続登記の時に戸籍を請求して、自分のルーツの8分の1くらいは朝鮮にあることを初めて知った。

戦争で古い戸籍が燃えた、と祖父が言っていたので、それを鵜呑みにして請求しなかったのだが、祖父も父も亡くなった後、私が戸籍を請求したら、朝鮮人名が出てきてビックリした。

父はルーツを知らずに死んでしまった。

済州島が本籍の、曾祖父の出生からの戸籍は、韓国が保管しているらしいので、民団の支部を経由したら請求できるだろうが、そこまでしていない。

知らないままでもいい気がするし、知ったとしても、分からないことが多すぎる。

曾祖父や祖父が見た光景とは、あまりに大阪は変わってしまった。